平成27年秋の例会の開催報告「松江小旅行記」
広島大学マスターズ広島では、会員間の交流と親睦を深めるために、春と秋に例会を開催することにしていますが、平成27年秋の例会は、11月12日(木)・13日(金)に高速バスを利用した「松江しんじ湖温泉」への一泊二日の小旅行でした。本年度から総務担当幹事になられた植村先生が、今回の小旅行の幹事として参加されましたので、植村先生に「松江小旅行記」を執筆いただきました。なお、掲載の写真は同じく今回の小旅行に参加された大谷峯子さんの撮影によるよものですが、植村先生から提供をお願いして許可いただいたものを掲載させていただきました。ここに記してお礼を申し上げます。
「2015年秋の例会:松江への一泊旅行」
11月12日(木)〜13日(金)、広大マスターズ広島では秋の例会として、高速バス利用による松江一泊旅行を実施しました。参加者は4名と残念ながら少数でしたが、たいへん楽しい旅行になりました。
今回の旅行では、最初からハプニング続きでした。まず、宿泊を予定していた松江しんじ湖温泉の旅館が、空いている部屋が2室しかなくて予約が取れなかったこと。温泉に入ることが目的の1つでしたのでたいへん弱りましたが、幸いに宍道湖畔に立つ温泉付きのビジネスホテルを確保できましたので、何とか目的を果たすことができました。2つめのハプニングは、予定していた往きのバス(バスセンター9時30分発)が満席に近くて乗れず、1時間後のバスに変更したこと。松江しんじ湖温泉行きバスが満席になるなど、全く思いもよりませんでした。9時15分集合では遅かったようです。仕方がないので、バスセンター内の喫茶店でコーヒーを飲みながら、参加者の自己紹介などをして過ごしましたが、この日に初めて出会った人々の距離が、これでずっと近くなったようにも思います。こうして10時半発のバスに乗車したわけですが、このバスはがらがらといってもよいほどでした。
松江しんじ湖温泉には予定より1時間遅れて13時半頃に到着。早速、予定していた出雲そばの店に向かいました。出雲そばも今回の旅行の目的の1つでしたが、遅めの昼食を取ったそば屋は「食べログ」では人気ナンバーワンの店、さすがにおいしかったです。ちなみに2日目の昼食もやはり出雲そばでしたが、その店は「食べログ」で2番人気でした。
昼食後、小泉八雲記念館、八雲旧居を見学し、松江城へ向かいました。松江城はこの7月に天守閣がその完成年次を示す祈祷札2枚、鎮宅祈祷札4枚とともに国宝に指定されたばかりで、たいへん賑わっていました。急な階段を登って天守の最上階まで行くのはちょっとたいへんでしたが、天気にも恵まれてすばらしい眺望でした。
夕食はホテル近くの和食の店へ出かけました。料理もよかったですが、松江の地酒もなかなかの味でした。
史跡小泉八雲旧居 |
国宝松江城 |
2日目は天気が下り坂で、お昼前からとうとう雨になりました。この日は9時半にホテルを出発して、直ぐ近くの船着き場から、これも目的の1つだった「堀川めぐり」クルーズに乗船です。モーター付き和船で、乗り降り自由の1日乗船券が割引で1,020円(高速バスに乗車すると、途中の休憩時間に運転手から「一畑バス松江観光応援キャンペーン松江地区フリーチケット」なる割引券の配布があり、これを提示すると乗船券は210円ほど安くなります)。11月からは炬燵付きで、この日は寒かったので助かりました。先ず、お城の東側にある松江歴史館を見学。武家屋敷を模して建てられたこの博物館には松江の歴史が詳しく展示されており、たいへん興味をもって見ることができました。再び船に乗って、少し早い昼食後、武家屋敷を見に行きました。ここは270年ほど前の中級藩士の屋敷で、主は勤務先が変われば引っ越すという借家だったそうですが、小泉八雲旧居と比べると部屋数も多く、簡素な造りとはいえ、広い庭を備えたいい住宅でした。
その後、再び船に乗って出発した乗船場へ戻り、街中をぶらぶらと「しんじ湖温泉バス停」まで歩いて、予約したバスの2時間前のバスに乗ることができ、17時頃に無事バスセンターに帰りました。
松江城での参加者の記念写真 |