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平成23年度「春の例会」の開催報告

 広島大学マスターズ広島では、会員間の交流と親睦を深めるために、春と秋に例会を開催することにしていますが、第1回の春の例会は、下記の通り広島大学宇宙科学センター附属東広島天文台を訪問しました。

 日 時:平成23年4月24日(日)18:30−19:30
 参加者:広島大学マスターズの会員8名
 場 所:広島大学宇宙科学センター附属東広島天文台
     東広島市西条町下三永695番地1
     (TEL)082−420−0979
     (URL)http://www.hiroshima-u.ac.jp/hasc/
 プログラム:
   18:00−18:30 東広島天文台の設立経緯と活動について(セミナー室)
   18:30−19:30 4次元シアター「宇宙の旅」の鑑賞(セミナー室)
   19:30−20:00 国内最大級の天体望遠鏡「かなた」による土星・その他惑星の観察


東広島天文台の建物の全景

セミナー室での説明会風景

説明中のセンター特任教授の大杉先生

天体望遠鏡の「かなた」

 広島大学マスターズ広島の会員でもある宇宙科学センター特任教授の大杉節先生に、最初に東広島天文台の設立経緯について説明していただきました。東広島天文台にある国内最大級の口径1.5mの光学赤外線天体望遠鏡「かなた」は、東京都三鷹の国立天文台から平成16年に法人化した際に、広島大学に移管されたもので、平成18年に東広島市の尽力により現在地に設置されたものであるとのことでした。「かなた」を駆使して、さまざまな世界的な研究成果を上げられていますが、地域の子供たちや大人たちへの普及活動も積極的に行われています。

 天体望遠鏡「かなた」による天体観測の前に、国立天文台が開発した、立体映像の宇宙シミュレーターにより宇宙の旅を楽しみました。想像の産物ではなく、すべて天文データに基づいて作られたコンピュータプログラムで、時間を縮めて光より速く移動して、137億光年先の宇宙の果てまで、大杉先生の解説をお聞きしながら宇宙旅行を楽しむことができました。

 最後に、宇宙科学センター長の吉田道利教授に天体望遠鏡「かなた」を操作していただき、土星を観察することができました。土星本体の模様や土星の惑星の輪を見ることができ、参加者一同感激しました。