平成30年度「秋の例会」の開催報告
 
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平成30年度「秋の例会」の開催報告

 広島大学マスターズ広島では、会員間の交流と親睦を深めるために、毎年、例会を開催することにしています。平成30年度秋の例会は、下記の通り呉市大崎下島の「御手洗(みたらい)」への日帰り小旅行を実施しました。
 今回は、8名の方が参加され、内1名は会員のご子息(中学生)でした。なお、事務局からは、植木代表幹事をはじめ幹事5名が参加いたしました。

 日時:平成30年11月22日(木)
 スケジュール:
   9時45分 広島バスセンター集合
  10時03分 広島バスセンター発(沖友天満宮行(さんようバス))
  12時35分 御手洗港着、「みはらし食堂」にて昼食
  13時20分〜15時30分 御手洗の歴史探訪
  15時50分 御手洗港発 (中国労災病院行(瀬戸内産交バス))
  17時20分 広駅前着
  17時38分 広駅発 (JR 呉線)
  18時30分 広島駅着・解散
  18時45分 懇親会
   

  未明からの雨もあがり、曇り空でしたが、集合の頃には晴れ間も見え、期待のふくらむ出発となりました。バスセンターからの乗車は私たちだけで、貸切状態でしたが、県立広島大前でお客さんが二人乗られ、広島呉道路に入ります。 2018年7月の豪雨により被災した広島呉道路は、7月6日以降、9月27日まで通行止めが続いていました。周囲の山々が黄色や赤に染まる中、沢の出口付近に敷かれたブルーシートや路肩に積まれた土のう袋に、復旧工事が未だ終わっていないことを実感します。 途中、地元の方が乗降されるうちに、バスは呉駅前、広駅前を通り、安芸灘大橋を渡り、「とびしま海道」に入りました。下蒲刈島、上蒲刈島、豊島を経て、大崎下島に入り、出発後、約2時間半で目的地の御手洗に到着しました。

  御手洗は江戸時代、西国大名の参勤交代から西回り航路の廻船などが風待ち、潮待ちをする港町として栄えましたが、江戸・明治・大正・昭和初期といろいろな年代の貴重な歴史的建造物が残る地区で、1994年(平成6年)には、国から「重要伝統的建造物郡保存地区」 に選定されています。
  今回は、以下のルートで、ゆっくり歩きながら歴史探訪を致しました。
  @潮待ち館(豊町観光協会)→A天満宮→B金子邸(御手洗条約締結の地)→C若胡子屋跡(おはぐろ伝説のある江戸時代の待合茶屋跡)→D新光時計店(150年以上動いている時計)→E村尾昌文堂(国定教科書も扱っていた文房具屋)→F乙女座(昭和初期のモダン劇場を復元)→G七卿落遺跡(三条実美ら尊王攘夷派の公家たちが京都から長州藩に落ち延びる際立ち寄った庄屋竹原屋)→H鞆田邸(なまこ壁の屋敷)→I大東寺(樹齢300年の大クスノキ)→J旧木村家・北川家住宅(江戸時代の船宿)→K高燈籠(江戸時代からの標)→L住吉神社(住吉造の社殿)→M千砂子波止(江戸時代に築造された石積み波止場)→Nふるさと学園(旧御手洗幼、小、中学校跡地)→O満舟寺(戦国時代の石積み)→P旧柴屋(伊能忠敬が宿泊)→潮待ち館

   今回の例会では、江戸時代に北前船が立ち寄り、大いに栄えた港町御手洗の魅力の一端に触れることができ、往時の面影を残す街並みに、タイムスリップしたような一日でした。また、なかなか乗る機会のなかった「とびしま海道」を走るバスの旅も体験することが出来ました。帰りのバスでは、大崎下島久比で、ちょうど下校の豊小学校の児童約30人が乗ってきました。途中、少しずつ下車していきましたが、最後の子どもたちは、30分間も乗ったまま、橋を渡った隣の豊島の山崎というバス停で下車しました。
   江戸時代は、ヒト、モノ、情報が集まる、いわば時代の先端を走っていた島嶼部でしたが、今や、社会状況の激しい変化による学校統廃合の結果、子どもたちは毎日、路線バスで隣の島まで通っている、という現実に複雑な思いを禁じえませんでした。
   解散後の懇親会では、広島大学への支援の在り方もふくめ、大いに語り、親睦を深めることができました。


天満宮(社会見学で来た音戸の小学生と同道)

新光時計店



村尾昌文堂の国定教科書販売看板

乙女座の内部



七卿落遺跡

旧木村家・北川家住宅(船宿跡)



高燈籠

住吉神社



参加者全員で記念撮影(潮待ち館前)

                                                                                                             (文責:鈴木盛久)