平成29年度「秋の例会」の開催報告
広島大学マスターズ広島では、会員間の交流と親睦を深めるために、春と秋に例会を開催することにしています。平成29年度秋の例会は、下記の通り広島市南区宇品にあります「マツダミュージアム」の見学を実施しました。
今回は、12名の方が参加され、特に女性参加者が5名(内1名は会員の奥様)ということで、とても華やいだ例会となりました。なお、事務局からは、井上代表幹事をはじめ幹事5名が参加いたしました。
日時:平成29年11月14日(火)
プログラム:
13時00分 JR 向洋駅南口集合
13時15分 徒歩にて「マツダ本社」到着
13時30分 「マツダミュージアム」(宇品第一工場に隣接)へ構内専用バスにて移動
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        見学所要時間90分
15時00分 マツダ本社に帰着、記念写真撮影
15時30分  マツダ本社出発、徒歩にてJR 向洋駅へ移動
15時37分 JRで広島駅へ
16時00分 懇親会(広島駅銀座ライオン)
17時30分 解散
午前中は曇り空でしたが、集合の頃には晴れ間も見えてきて、穏やかな午後となりました。1日1回実施という見学ツアーは大人気の様子で、マツダ本社玄関で見学者用バスに乗り込んだのは、私たち広大マスターズ広島の12名を含め約45名でした。
館内は次のような6つの展示エリアに分かれており、(1)から(6)まで係員の方の詳しい説明を聞きながら、順次見学をしました。
(1)エントランスホール
最新の量産車の展示を見学するとともにDVDでマツダの歴史や概要を学びました。江戸時代の広島はたたら製鉄にルーツをもつ、いわゆる「安芸十(てん)り」という鋳物や針などの鉄製品のモノづくりが盛んであったといわれ、そのDNAをマツダは引き継いでいるそうです。
(2)歴史展示
1920年代からのマツダのヒストリックカーの展示を見ながら、マツダの歴史を辿りました。懐かしいバタンコ(三輪トラック)やキャロルをはじめ往年の名車たちにも再会しました。
(3)RE展示
マツダが誇るロータリーエンジン(RE)の技術についての紹介がされており、1991年のル・マン24時間耐久レースで国内メーカーとして初めて総合優勝したレーシングカー787Bも目の前に見ることができました。
(4)技術展示
クルマづくりのプロセスを紹介しており、ここでは主力車種の1つであるCX-5がどのような過程を経てつくられているのかが解説されていました。衝突実験車両の実物展示も見ることができました。
(5)U1組立ライン
目の前で次々とクルマが組み立てられていく、実際の稼動工程を見学しました。ロボットと共に、2交代800人の熟練工が作業に従事しておられました。また展望デッキからは、マツダ専用運搬船を遠望しました。このU1組立ラインでの撮影は禁止でしたが、そのような重要な心臓部も見学できたことになります。
(6)未来展示
環境と安全への取り組みとともに、最新のコンセプトカー展示をもとに次世代のクルマ社会の提案がされていました。
今回の見学を通して、 地元で生まれ世界に飛躍するマツダというメーカーの存在感を改めて再確認することができました。エントランスホールで視聴したDVDのラストで示された、未来に向けてのメッセージ「広島の発明を世界の歓びに」が印象に残りました。見学後の懇親会には10名の方が参加され、近況報告などもふくめ、大いに語り、親睦を深めることができました。
歴史展示エリア 三輪トラック(バタンコ) |
RE展示エリア 1991年ル・マンで優勝した787B |
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技術展示エリア 企画から生産までのプロセス |
未来展示エリア EVをはじめとした次世代のクルマ |
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見学を終えて参加者全員で記念撮影(マツダ本社前) |
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                                     (文責:鈴木盛久)